- 看護学生で、回復期の二交代制の勤務の流れが知りたい
- 転職を考えていて、自分に回復期の二交代制ができるか不安・・・
と思っている看護師の方の参考になれば嬉しいです^^
基礎情報

- 病棟:個人病院・内科
- 患者数:36名
- 日勤看護師数:5名程度
- 日勤勤務時間:8時30分〜17時
- 夜勤看護師:1名
- 夜勤介護士:1名
- 夜勤勤務時間:16時〜翌9時30分
- 看護体制:機能別看護
回復期の日勤の流れ(部屋持ち)
午前
- 8時30分:勤務開始
患者さんがホールで揃って朝ごはんを食べているので、食事介助・下膳・口腔ケアの介助を行います。
回復期病棟であり、整形外科や脳外科疾患の方が多いため、食後はトイレ誘導を行います。
回復期病棟では、日常生活動作の獲得のため、ホールでみんなで食事をとる方法がとられています。
- 8時45分:申し送り開始
ここでは機能別看護体制なので、部屋持ち看護師は2名です。
受け持つ患者さんは15人程度になります。
勤務前の情報収集はほとんどありませんが、ワークシート(患者さん一人一人の情報や近日の様子が書かれてあるシート)があるので一目で現在までの様子が分かります。
- 9時30分:検温
受け持ち患者全員の検温を行います。
- 11時:記録
清潔ケア・内服管理などを分けている機能別看護体制をとっているので、自分のペースで看護記録を取ることができます。
- 11時30分:食前の処置
食前薬配薬・血糖測定・インスリン注射を行います。
- 12時:休憩
休憩は12時から、13時からの2回に分けて入ります。
午後
- 13時:記録
午前中に書ききれなかった記録を書きます。
患者さん15名程度受け持っているので、時間がかかりますが、患者さんの状態を覚えているうちに書いておくと早く書くことができます。
- 14時:午後の検温
午後にも検温を行います。
回復期はリハビリテーション目的で入院されている患者さんが多いので、バイタルサインが大きく変動する方は少ないです。
- 15時:記録
受け持つ患者さんが多いので、記録の抜けがないように行います。
- 16時:申し送り
夜勤看護師・介護士に申し送りをします。
患者さん15名の申し送りは大体20分〜30分かかります。
- 17時:退勤
回復期病棟は受け持つ患者が多い分、記録に時間がかかる!

受け持ち患者さんは15名ほどいるので、看護記録に時間がかかります。
正確に、簡潔に読みやすく書く必要があるため、できるだけ速やかに行う必要があります。
看護記録を書く時間を確保しながら行動計画を立てましょう☝️
回復期病棟は、他職種との連携が大切!

回復期病棟では、リハビリテーションを目的とした患者さんが多いため、リハビリにかける時間が多くなります。
どんなリハビリをしているのか、どういった動作ができるようになるのが目標なのか?
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士と一緒に考える必要があります。
看護だけでなく、リハビリにも目を向けて、情報を共有しながら関わっていきましょう。
また、個人病院では介護士と密に仕事をすることが多いです。
その患者さんに応じた日常生活動作を介助していく方法を話し合い、連携することが大切です。
回復期病棟を退院すると、病院・自宅・介護施設など、そのADLに応じて退院先が変わります。
相談員とも連携をとり、患者さんにとって今後どういった生活がベストかを考えていく必要があります。
最後に
回復期病棟では、少しずつできる動作が増えていくのを近くで支えていくことができます。
症状自体は落ち着いている患者さんが多いため、ゆったりした関わりができます。
回復期病棟ならではの仕事の流れや内容を知って、就職や転職の参考になれば嬉しいです。

