- 看護学生で、急性期の二交代生の勤務の流れが知りたい
- 転職を考えていて、自分に急性期の二交代制ができるか不安・・・
と思っている看護師の方の参考になれば嬉しいです^^
新人看護師時代の経験をもとに書いています。
基礎情報

- 病棟:整形外科病棟
- 患者数:44名
- 日勤看護師数:10名程度
- 日勤勤務時間:8時〜16時45分
- 夜勤看護師数:3名
- 夜勤勤務時間:15時15分〜翌8時45分
急性期の日勤の流れ(部屋持ち)

午前
- 8時:勤務開始
その日受け持つ患者さんの情報収集を行います。
大体5〜8名を受け持つことが多かったです。
その人の疾患・経過・機能の様子・バイタルサインについて把握しておきます。
朝の情報収集の時間は短い(私の場合15分)ので、もっと詳しく知りたいことがあったら、勤務中にも情報収集を適宜行います。
- 8時15分:申し送り開始
申し送りは15分で行っていました。
- 8時30分:カンファレンス
申し送りや情報収集を通して、その日患者さんにどういう看護をしていくか、方向性などを話し合います。
- 8時45分:患者さんのもとに挨拶・配薬
朝食が終わっているので配薬します。
朝一番に、患者さんと何時から何をするか話し合っておくと、1日の流れが患者さんも把握しやすく、スムーズにケアができます。
- 9時:採血・抗生剤投与・点滴ルート確保
朝の採血は、看護師全員で行っていました。
回診がある時は、必ず採血がありました。
その日手術がある患者さんは、点滴ルートの確保を行います。
- 10時:検温
患者全員のバイタルサインのチェックを行います。
- 11時:リハビリ・清潔ケア・トイレ誘導など
受け持ち患者さんの病棟でのリハビリや、清潔ケアなどを行います。
- 11時30分:血糖測定・インスリン・食前薬配薬
食前の処置を行います。
- 12時:昼食配膳・食事介助・口腔ケア介助
前患者の昼食の配膳の手伝い、術後間もない方は起き上がるのが難しい方もいるので、食事・口腔ケアの介助を行います。
- 12時30分:休憩(半数は11時30分から休憩)
休憩は2回に分けて入ります。
昼食介助がいる患者さんを受け持っている場合は、後半の休憩になることが多かったです。
ペア制だったので、話し合って前半か後半の休憩を決めていました。
午後
- 13時:尿量測定
バルーンカテーテルが挿入されている患者さんの尿量測定を行います。
術後1〜3日間はバルーンカテーテルが挿入されていることが多いので、尿量の確認も行います。
- 13時30分:カンファレンス
午前中の患者さんの様子や、今後の方向性について話し合います。
この時は、薬剤師や地域包括支援の方など他職種と意見交換をすることが多かったです。
- 14時:検温
午後のバイタルサインの変動がないか確認します。
術後はリハビリ・清潔ケア前後でバイタルサインを確認することがあります。
- 15時:リハビリ・清潔ケア・点滴交換など
午前中にできなかったことを午後にも行います。
- 15時30分:日勤リーダーへ申し送り
部屋持ち看護師は、リーダー看護師へ申し送りをします。
異常があった場合はどんな治療をして現在どうなっているのか、夜間に気をつけておくことなどについて簡潔に申し送る必要があります。
- 16時:日勤リーダーが夜勤リーダーへ申し送り・記録
リーダー看護師が夜勤看護師へ申し送りを行います。
その日の看護・ケアが全て終わったら、ナースステーションで看護記録を書きます。
- 16時45分:退勤
この時間に退勤ですが、残業していることが多かったです。
残業内容は、記録・リハビリ・翌日手術の患者さんへの絶食などの説明・翌日退院する患者さんの準備・薬や点滴のダブルチェックなどがありました。
日勤は分刻みのスケジュールが多い!!

急性期の日勤は、時間ごとにすることが決まっていて、スケジュールが立てやすいです。
しかし、ナースコールで急に予定が変わることやイレギュラーなことが起こる場合もあり、臨機応変な対応が必要になります。
自分で時間を管理しながら、約8時間という日勤勤務の中で、記録までしっかりとしないといけないので、タイムスケジュールを上手に立てることが最も大切なことだと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

